1. ホーム
  2. 記事一覧
  3. SEOとは何か
デジタルの基礎

SEOとは何か

言葉の意味から始めて、検索エンジンがページを見つけ、登録し、並べ替えるまでの三段階を追います。そのうえで、SEOという言葉が実際に指している作業の範囲を整理します。

対象 初心者 公開日 更新日 編集 METAGIGA 編集部

この記事の位置づけ

本記事は、検索の仕組みに関する一般的な解説です。当社は、検索サービスの提供者およびその関連事業者と一切関係がありません。

掲載内容は、特定の掲載順位や成果を保証するものではありません。当社は施策の代行、個別の診断、助言のいずれも行っていません。

要点サマリー

  • SEO は特定の手法の名前ではなく、検索エンジンの各段階に合わせてサイトと内容を整える作業の総称です。
  • 検索は「クロール」「インデックス登録」「ランキング」という三つの段階で動いています。
  • 作業は、技術面、内容面、体験面、外部からの扱われ方の四領域に分けると整理できます。
  • 着手する順番は、技術面の確認から始め、内容の見直しへ進むのが実務的です。
  • 掲載順位を保証する方法はありません。反映までの期間も一定していません。

SEOとは何か

SEO は Search Engine Optimization の略で、検索エンジンがページを見つけ、内容を読み取り、検索結果に並べるまでの各段階に合わせて、サイトと内容を整える作業の総称です。特定の設定や手法を指す言葉ではありません。

日本語では検索エンジン最適化と訳されます。「最適化」という言葉から特別な操作を思い浮かべることがありますが、実際に行うのは、機械にも人にも読み取りやすい状態を保つ、地道な作業の積み重ねです。

この記事では、まず仕組みを三段階に分けます。仕組みが分かると、世の中で紹介されている個々の作業が、どの段階に効くものなのかを自分で判断できるようになります。

検索が動く三つの段階

検索結果に自分のページが並ぶまでには、順番に通過しなければならない段階があります。前の段階でつまずいていると、後の段階の作業は意味を持ちません。

第一段階 クロール

検索エンジンのプログラムが、リンクをたどってページを見つけていく動きです。どこからもリンクされておらず、一覧にも載っていないページは、見つけてもらえません。

第二段階 インデックス登録

見つけたページの内容を読み取り、検索エンジン側の一覧に登録する段階です。登録されていないページは、どれだけ内容が良くても検索結果には表示されません。

第三段階 ランキング

誰かが言葉を入力したとき、登録済みのページの中から、その言葉に合うものを選んで並べる段階です。並び順は検索するたびに計算されるため、常に同じとはかぎりません。

三段階でつまずいたときに起きること
段階起きていることつまずくと起きること
クロールプログラムがページを見つける存在自体が認識されない
インデックス登録内容を読み取って一覧に登録する検索しても一切表示されない
ランキング検索語に合わせて並び順を決める表示はされるが目に触れにくい

作業の四つの領域

SEO と呼ばれる作業は範囲が広いため、四つに分けて考えると混乱しにくくなります。どの領域も、上の三段階のどこかに対応しています。

  • 技術面 ページが問題なく開けるか、正しく読み取られるか、表示が速いか。主にクロールと登録の段階に効きます。
  • 内容面 検索した人が知りたかったことに、そのページが答えているか。主にランキングの段階に関わります。
  • 体験面 携帯端末でも読めるか、目的の場所にたどり着けるか。読み手の行動に直接影響します。
  • 外部からの扱われ方 他のサイトから自然に紹介されているか。なお、紹介やリンクの売買は、検索エンジン各社の規約で禁止されています。

初心者が着手する順番

すべてを同時に進める必要はありません。次の順番で進めると、効果の分かりやすいところから片付けられます。

  1. ページが開けるか確認する

    公開したページを、実際にブラウザで開きます。エラー表示になっていないか、意図した内容が出ているかを確かめます。ここでつまずいていると、以降の作業はすべて無駄になります。

  2. 一ページずつの役割を決める

    ほとんど同じ内容のページが複数あると、どれを代表として扱うべきか判断できません。役割が重なっているページは、一つにまとめます。

  3. 見出しと内容を合わせる

    見出しと本文が食い違っていると、読み手も機械も内容をつかみにくくなります。見出しは、その下に書かれていることをそのまま表す言葉にします。

  4. 検索した人の目的から書き始める

    冒頭で結論に触れ、そのあとに理由と手順を並べます。前置きが長いと、目的の情報にたどり着く前に離脱されます。

  5. 携帯端末で読み直す

    実際の端末で開き、文字が小さすぎないか、押しにくい箇所がないか、横にはみ出していないかを確認します。

  6. 変更の記録を残す

    いつ、どこを、なぜ変えたのかを控えておきます。記録がないと、あとから変化の理由を確かめられなくなります。

なお、読み手に伝わる書き方そのものは、検索とは別の技術です。要点の組み立て方についてはコミュニケーション能力を高める方法で扱っています。

よくある誤解

SEO の周辺には、実際とずれた説明が残り続けています。代表的なものを整理します。

よく見かける説明と、実際のところ
よく見かける説明実際のところ
特定の設定を入れれば順位が上がる単独で順位を決める設定は公開されていません
同じ言葉を多く入れるほど有利になる不自然な繰り返しは読みにくさにつながります
作業をすればすぐに結果が出る反映までの期間は一定していません
ページ数が多いほど有利になる内容の伴わないページを増やしても評価につながりません
順位を保証できる事業者がいる検索エンジンの提供者自身が、順位の保証はできないと案内しています

何を見て確認するか

変化を確かめるときは、次の四点を並べて見ます。どれか一つだけを追うと、判断を誤りやすくなります。

  • 検索結果に表示された回数
  • 表示のきっかけになった検索語
  • 実際に開かれた回数
  • 登録されているページの数

これらは、検索エンジンの提供者が無償で公開している管理ツールで確認できます。数値の上下だけを追わず、変更した内容と時期を並べて見ると、判断の材料になります。

本記事は、検索エンジンの提供者が公開している公式ドキュメント(Google 検索セントラル(新しいタブで開きます))に記載された仕組みの説明を確認したうえでまとめています。仕様は更新されるため、詳細は公式の案内をご確認ください。

用語の整理

クロール
検索エンジンのプログラムが、リンクをたどってページを見つけていく動きのこと。
インデックス
見つけたページの内容を読み取り、検索エンジン側に登録した一覧のこと。ここに入って初めて検索結果の候補になります。
検索意図
検索した人が、その言葉で何を知ろうとしているか。同じ言葉でも、目的が違えば求める内容は変わります。
内部リンク
同じサイトの中で、ページ同士をつなぐリンク。関連する内容へ読み手を案内する役割があります。

つまずきやすい点

作業したのに順位が変わりません

反映までの期間は一定していません。また、検索結果は自分のサイトだけでなく、他のサイトの状況によっても変わります。短い期間の上下だけで判断せず、記録を残して比べてください。

どこから手をつければよいか分かりません

上の手順の一番目から順に進めてください。技術面の確認は、直したかどうかが自分で分かるため、最初の一歩に向いています。

専門の用語が多くて読み進められません

用語の整理の項に戻ってください。三つの段階だけ理解できていれば、残りの用語は必要になったときに補えば十分です。